2009年04月18日
ゴルゴーン家の一族
さて、前回の「ゼブラ・スイング」からすでに十日以上経過致しました。
・・・みなさん、いかがお過ごしでしたでしょうか。。。?
ほんと1年なんてあっという間ですよね (謎)・・・そんなこんなで今回も番外編です。
※ またもや旅行先のとある片田舎で、ゾラは不思議な予言をする謎めいた少女と遭遇するのだが・・・。
それはもう、ゾラが長い旅路の果てに運命のマダム・マルゴと出会い、
誘われるまま導かれるまま・・・マダムのところで封印研究に没頭していた頃であった。
あてない流浪の旅は終わったが、趣味の史跡めぐりなどは、少しの暇をみつけては続けていた。
そして、ゾラが何度目かのイタリアへ小旅行をしていた時のことである。
静かな村をブラブラと散策していたゾラに、ひとりの少女が近づいてきたのだった。
謎の少女 「あら、嬉しいわ・・・またあなたと再び出会えるなんてね。」
ゾラ 「・・・なに、あなた・・・それわたしに言ってるの?」
謎の少女 「うふふ、そうよ・・・あなたに言ってるのよ、忌まわしきゴルゴーン家の末裔さん。」
ゾラ 「ゴ、ゴルゴーン家ですって !? 」
ここに言う “ ゴルゴーン家 ” とは、とっくの昔に滅亡したとされる古い家柄で、
おそらくは太古の文献にも名前すら残っていない忌み嫌われた一族であった。
俗にいう “ メデューサ ” や “ ゴーゴン ” といったような蛇神に深い関係を持つ家系であったのだ。
※ ゾラは自分の素性についてはよく覚えていない、気がつけばもうずっとひとりで生きてきたのだから・・・
謎の少女 「そっかぁ、やっぱりあなた記憶の一部を封印されたままなのね・・・ふふふ。」
ゾラ 「さっきから何を言ってるの・・・そんなおかしなこと言うとただじゃおかないよ!」
謎の少女 「まぁ怖いわ~、でもあたし・・・あなたにまた会えて気分がいいの w
だから今度は、その封印解いてあげる事にする・・・うふふ、じっとしててね~すぐだからさ ♪」
ゾラ 「・・・っく 、なにを。。。!」
目の前で少女の眼が不気味に輝いたかと思うと、すでにゾラの意識はなかった。
・・・深い深い谷底をどこまでも転げ落ちるような感覚だけがこの時のゾラを支配していたのだ。
謎の少女 「・・・これで徐々にだけど本当の記憶を取り戻していくことになるわ。
あなたもこの先、大きなうねりに飲み込まれ翻弄されていく運命(さだめ)なのね・・・。
その時、もういちど全てを見つめ返す最後のチャンスがあるでしょう・・・さぁ、どちらを選ぶのかしら。」
そう言いながら妖しく美しい少女は闇色をまとい、以前古城で出会った “ 邪神 ” の姿になった。
そして、あの時と同じように微笑しながら・・・すーっと景色の中にとけてみえなくなってしまった。
・・・あとには、何事もなかったかのように、ただただ静かな時間が流れていた。
※ ゾラは深い眠りの中・・・封印が解かれ、いっきに雪崩れ込み、押し寄せてくる記憶を受け止めていた。
禍々しくも神々しい “ 邪神 ” に封印を解かれたゾラは・・・白い闇の中にいた。
怒涛の如く押し寄せてくる膨大な記憶の波に揉まれながら、
それを必死に受け入れようと懸命になっていた・・・
しかし、一度に理解できる内容であるはずもなく、まったく整理がつかないのだ。
こういう形で己のルーツたるものを知ったこと自体、
はたして本当によかったのだろうかという気持ちにもなっていた。
ゾラ 「・・・そうか、わたしは蛇神の一族の末裔だったんだわ。」
しばらくして意識を取り戻したゾラが最初に口にしたのはこの一言であった。
先ほど、あれほどまでに全身をかけめぐっていた様々な太古の記憶は、
目覚めた後のゾラの頭の中にはもうあまり残ってなかった・・・
まるでどこかに吸収されてしまったのだろうか、いまはほとんど覚えていないのだ。
さっき “ 邪神 ” がそう言っていたように、これが徐々に思い出すという事なのだろう。
ゾラ 「・・・あの少女、あれは何だったのかしら。」
※ 思いがけなく、自分が何だったのかを知ってしまったゾラは、当然ではあるが・・・まだ戸惑っていた。
しかし、立ち止まっている場合ではない・・・前に進まないと何も始まらないのだから。。。
その後、着々と実績を積み上げ・・・封印研究においてもその名を馳せることになり、
まるで何かに導かれるようにして、かの地・・・日本へと赴くことになるのだ。
そこで、もうひとりの運命の人 “ むらさき ” と正式に対峙することに・・・ (謎)
・・・つづく。
ナレーション 「・・・う~ん、なんだかわかったようなわからないような~まぁ、いつものパターンですなぁ。
太古に消滅していたはずのゴルゴーン家の末裔、それがゾラだった・・・という事ですが、
はたして生き残っているのは、このゾラひとりだけなのでしょうか・・・それともまだ他にもいる?
それにしても、このゾラ姐さんは邪神さまと縁があるというのか・・・よく啓示を受けてますなぁ (謎)
こののち、彼女が蛇神としての真の姿をみせる日もちかいのかもしれませんね~ ^^;
・・・で、リハビリを兼ねた今回のお話はどうだったでしょうか。 ←な、なんだとー!
また次回も番外編だと思いますが・・・謹んでご了承くださいませ。。。かしこ。」 ←逝ってよし w
※ 呪われた一族の末裔としての己の出自がわかったあとも、ゾラの孤独が消え去る事はなかった・・・。
それでは、ちょこっとページを割きまして~簡単な近況報告をしたいと思います。
左サイドバー3つ目にあります「カテゴリー」なのですが、
なんと大幅に改修(改悪?)してあります・・・お気づきになられた方はいないかもですが~っ ^^;
細かく分けていた “ 魔王編 ” の表記を統一してひとつのカテに入れ、
何故かごっそりあった “ 番外編 ” という表記を封印(廃止?)いたしまして、
“ 魔王編 ” と “ 闇の黙示録編 第一部 ” と “ 闇の黙示録編 第二部 ” に振り分けしました。
これで簡単に、ほぼ作品の発表順に読み進めることができるようになります w
右サイドバーTOPにあります「カテゴリー別 目次一覧」などもよろしくご活用くださいませ。
そして、もうずーーーーっと放置している闇の黙示録編の本編なのですが、
あとしばらくリハビリし、気分一新したあとに~っ♪
“ 闇の黙示録編 第三部 ” として再々スタートしたいと思っています。 ←またかよ・・・
・・・相も変わらず、意味不明でツッコミどころ満載な内容ですが、
もう少しばかり・・・おつきあい願えればと思っております。
これからも「アクセスカウンタ」の数字を励みに、こっそりやっていこうかと (謎) ←それが本音かーっ!!
※ ゾラの心の渇望が埋まる日はやってくるのか、それはあの “ 邪神 ” だけが知ってるのかもしれない。
・・・みなさん、いかがお過ごしでしたでしょうか。。。?
ほんと1年なんてあっという間ですよね (謎)・・・そんなこんなで今回も番外編です。

※ またもや旅行先のとある片田舎で、ゾラは不思議な予言をする謎めいた少女と遭遇するのだが・・・。
それはもう、ゾラが長い旅路の果てに運命のマダム・マルゴと出会い、
誘われるまま導かれるまま・・・マダムのところで封印研究に没頭していた頃であった。
あてない流浪の旅は終わったが、趣味の史跡めぐりなどは、少しの暇をみつけては続けていた。
そして、ゾラが何度目かのイタリアへ小旅行をしていた時のことである。
静かな村をブラブラと散策していたゾラに、ひとりの少女が近づいてきたのだった。
謎の少女 「あら、嬉しいわ・・・またあなたと再び出会えるなんてね。」
ゾラ 「・・・なに、あなた・・・それわたしに言ってるの?」
謎の少女 「うふふ、そうよ・・・あなたに言ってるのよ、忌まわしきゴルゴーン家の末裔さん。」
ゾラ 「ゴ、ゴルゴーン家ですって !? 」
ここに言う “ ゴルゴーン家 ” とは、とっくの昔に滅亡したとされる古い家柄で、
おそらくは太古の文献にも名前すら残っていない忌み嫌われた一族であった。
俗にいう “ メデューサ ” や “ ゴーゴン ” といったような蛇神に深い関係を持つ家系であったのだ。

※ ゾラは自分の素性についてはよく覚えていない、気がつけばもうずっとひとりで生きてきたのだから・・・
謎の少女 「そっかぁ、やっぱりあなた記憶の一部を封印されたままなのね・・・ふふふ。」
ゾラ 「さっきから何を言ってるの・・・そんなおかしなこと言うとただじゃおかないよ!」
謎の少女 「まぁ怖いわ~、でもあたし・・・あなたにまた会えて気分がいいの w
だから今度は、その封印解いてあげる事にする・・・うふふ、じっとしててね~すぐだからさ ♪」
ゾラ 「・・・っく 、なにを。。。!」
目の前で少女の眼が不気味に輝いたかと思うと、すでにゾラの意識はなかった。
・・・深い深い谷底をどこまでも転げ落ちるような感覚だけがこの時のゾラを支配していたのだ。
謎の少女 「・・・これで徐々にだけど本当の記憶を取り戻していくことになるわ。
あなたもこの先、大きなうねりに飲み込まれ翻弄されていく運命(さだめ)なのね・・・。
その時、もういちど全てを見つめ返す最後のチャンスがあるでしょう・・・さぁ、どちらを選ぶのかしら。」
そう言いながら妖しく美しい少女は闇色をまとい、以前古城で出会った “ 邪神 ” の姿になった。
そして、あの時と同じように微笑しながら・・・すーっと景色の中にとけてみえなくなってしまった。
・・・あとには、何事もなかったかのように、ただただ静かな時間が流れていた。

※ ゾラは深い眠りの中・・・封印が解かれ、いっきに雪崩れ込み、押し寄せてくる記憶を受け止めていた。
禍々しくも神々しい “ 邪神 ” に封印を解かれたゾラは・・・白い闇の中にいた。
怒涛の如く押し寄せてくる膨大な記憶の波に揉まれながら、
それを必死に受け入れようと懸命になっていた・・・
しかし、一度に理解できる内容であるはずもなく、まったく整理がつかないのだ。
こういう形で己のルーツたるものを知ったこと自体、
はたして本当によかったのだろうかという気持ちにもなっていた。
ゾラ 「・・・そうか、わたしは蛇神の一族の末裔だったんだわ。」
しばらくして意識を取り戻したゾラが最初に口にしたのはこの一言であった。
先ほど、あれほどまでに全身をかけめぐっていた様々な太古の記憶は、
目覚めた後のゾラの頭の中にはもうあまり残ってなかった・・・
まるでどこかに吸収されてしまったのだろうか、いまはほとんど覚えていないのだ。
さっき “ 邪神 ” がそう言っていたように、これが徐々に思い出すという事なのだろう。
ゾラ 「・・・あの少女、あれは何だったのかしら。」

※ 思いがけなく、自分が何だったのかを知ってしまったゾラは、当然ではあるが・・・まだ戸惑っていた。
しかし、立ち止まっている場合ではない・・・前に進まないと何も始まらないのだから。。。
その後、着々と実績を積み上げ・・・封印研究においてもその名を馳せることになり、
まるで何かに導かれるようにして、かの地・・・日本へと赴くことになるのだ。
そこで、もうひとりの運命の人 “ むらさき ” と正式に対峙することに・・・ (謎)
・・・つづく。
ナレーション 「・・・う~ん、なんだかわかったようなわからないような~まぁ、いつものパターンですなぁ。
太古に消滅していたはずのゴルゴーン家の末裔、それがゾラだった・・・という事ですが、
はたして生き残っているのは、このゾラひとりだけなのでしょうか・・・それともまだ他にもいる?
それにしても、このゾラ姐さんは邪神さまと縁があるというのか・・・よく啓示を受けてますなぁ (謎)
こののち、彼女が蛇神としての真の姿をみせる日もちかいのかもしれませんね~ ^^;
・・・で、リハビリを兼ねた今回のお話はどうだったでしょうか。 ←な、なんだとー!
また次回も番外編だと思いますが・・・謹んでご了承くださいませ。。。かしこ。」 ←逝ってよし w

※ 呪われた一族の末裔としての己の出自がわかったあとも、ゾラの孤独が消え去る事はなかった・・・。
それでは、ちょこっとページを割きまして~簡単な近況報告をしたいと思います。
左サイドバー3つ目にあります「カテゴリー」なのですが、
なんと大幅に改修(改悪?)してあります・・・お気づきになられた方はいないかもですが~っ ^^;
細かく分けていた “ 魔王編 ” の表記を統一してひとつのカテに入れ、
何故かごっそりあった “ 番外編 ” という表記を封印(廃止?)いたしまして、
“ 魔王編 ” と “ 闇の黙示録編 第一部 ” と “ 闇の黙示録編 第二部 ” に振り分けしました。
これで簡単に、ほぼ作品の発表順に読み進めることができるようになります w
右サイドバーTOPにあります「カテゴリー別 目次一覧」などもよろしくご活用くださいませ。
そして、もうずーーーーっと放置している闇の黙示録編の本編なのですが、
あとしばらくリハビリし、気分一新したあとに~っ♪
“ 闇の黙示録編 第三部 ” として再々スタートしたいと思っています。 ←またかよ・・・
・・・相も変わらず、意味不明でツッコミどころ満載な内容ですが、
もう少しばかり・・・おつきあい願えればと思っております。
これからも「アクセスカウンタ」の数字を励みに、こっそりやっていこうかと (謎) ←それが本音かーっ!!
※ ゾラの心の渇望が埋まる日はやってくるのか、それはあの “ 邪神 ” だけが知ってるのかもしれない。
Posted by くれない at 19:37│Comments(0)
│闇の黙示録編 第二部
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。