2009年09月26日
死神の掟
現世と冥府の境目にあるという混沌 -カオス- にて、いまにも消滅しかけていたくれないだったが、
邪神の特命を受けたエンマにより与えられた " 死神の鎧 " のおかげで、何とか免れることができた。
しかも、その " 死神の鎧 " を装備していれば・・・再び現世に行くことも可能であるらしいのだが。。。
※ 特殊な能力が封じ込められてる封印でもあるこの " 死神の鎧 " をまとえば、無限の可能性も・・・?
" 冥府の門番 " ・・・エンマ、彼女は冥界の最高責任者であり、死神たちの管轄もその一環なのだ。
エンマ 「・・・そもそも、正規の死神ではないそなたは、いくらその鎧を身に着けておろうが、
おのずと制限も規制もあり・・・できることにかなりの限りがあるということなのじゃ。」
くれない 「それは理解できる・・・で、それじゃいったい何だったらできるんだ?」
エンマ 「ふっ、そう急くものではないぞ・・・無論、現世に戻ることは可能だが、それにはまぁ条件がある。
・・・けっして、声を立ててはならぬという事と、現世の理(ことわり)には一切かかわらない事じゃ。。。
そのようなことがあれば、強制的に冥界へと送り戻されて・・・二度と現世に行くことは叶わぬ。
ちなみに、その死神の姿は普通のものには見えぬのだが・・・稀には見えてしまうものもおるがなぁ。」
くれない 「・・・み、見られるとなんか不都合でもあるのか?」
エンマ 「いや、特にはないぞ。」
・・・そうきっぱり言い切るエンマに、『な、なんじゃそりゃ~っ!』 と、いささか拍子抜けしたくれないである。
※ どこまでを真剣な内容ととればよいのか、いまいち把握できない " 冥府の門番 " 、エンマの話である。
エンマ 「それにじゃ、もし見えたとしても、その姿をそなたと判別することは誰にもできぬようになっておる。
もしも、・・・まぁ万が一にもだが " 死神の鎧 " をすべて脱ぎ捨てるようなことがあったとしたら、
・・・その時は、その場で一瞬にして、そなたは永遠に消滅してしまうことを固く心に刻んでおくがよいぞ。」
くれない 「・・・承知した、じゃ早速、俺を現世へ行かせてくれ!」
エンマ 「・・・まったく、せっかちというか、忙しないやつじゃのぅ~そなたというものは。」
そう苦笑しながらも、エンマはゆっくりと何かしらの舞を舞い始めるのだった。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・ようやく、あの " 死神の鎧 " が持つ能力の一部が明らかになってきました。
しかし、いくつかの厳しい条件があり、くれないが現世に戻っても何もできないように思うのですが・・・ (謎)
やはり、平行して動いている小紅らによる " くれない復活 " への儀式を待たねばならないのでしょうか。
ではでは、またこの時間・・・この場所で、再びお会いすることに致しましょう。」
※ 軽やかなステップを踏み、優雅に舞を踊るエンマにより・・・現世への扉が、いま開かれようとしていた。
邪神の特命を受けたエンマにより与えられた " 死神の鎧 " のおかげで、何とか免れることができた。
しかも、その " 死神の鎧 " を装備していれば・・・再び現世に行くことも可能であるらしいのだが。。。

※ 特殊な能力が封じ込められてる封印でもあるこの " 死神の鎧 " をまとえば、無限の可能性も・・・?
" 冥府の門番 " ・・・エンマ、彼女は冥界の最高責任者であり、死神たちの管轄もその一環なのだ。
エンマ 「・・・そもそも、正規の死神ではないそなたは、いくらその鎧を身に着けておろうが、
おのずと制限も規制もあり・・・できることにかなりの限りがあるということなのじゃ。」
くれない 「それは理解できる・・・で、それじゃいったい何だったらできるんだ?」
エンマ 「ふっ、そう急くものではないぞ・・・無論、現世に戻ることは可能だが、それにはまぁ条件がある。
・・・けっして、声を立ててはならぬという事と、現世の理(ことわり)には一切かかわらない事じゃ。。。
そのようなことがあれば、強制的に冥界へと送り戻されて・・・二度と現世に行くことは叶わぬ。
ちなみに、その死神の姿は普通のものには見えぬのだが・・・稀には見えてしまうものもおるがなぁ。」
くれない 「・・・み、見られるとなんか不都合でもあるのか?」
エンマ 「いや、特にはないぞ。」
・・・そうきっぱり言い切るエンマに、『な、なんじゃそりゃ~っ!』 と、いささか拍子抜けしたくれないである。

※ どこまでを真剣な内容ととればよいのか、いまいち把握できない " 冥府の門番 " 、エンマの話である。
エンマ 「それにじゃ、もし見えたとしても、その姿をそなたと判別することは誰にもできぬようになっておる。
もしも、・・・まぁ万が一にもだが " 死神の鎧 " をすべて脱ぎ捨てるようなことがあったとしたら、
・・・その時は、その場で一瞬にして、そなたは永遠に消滅してしまうことを固く心に刻んでおくがよいぞ。」
くれない 「・・・承知した、じゃ早速、俺を現世へ行かせてくれ!」
エンマ 「・・・まったく、せっかちというか、忙しないやつじゃのぅ~そなたというものは。」
そう苦笑しながらも、エンマはゆっくりと何かしらの舞を舞い始めるのだった。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・ようやく、あの " 死神の鎧 " が持つ能力の一部が明らかになってきました。
しかし、いくつかの厳しい条件があり、くれないが現世に戻っても何もできないように思うのですが・・・ (謎)
やはり、平行して動いている小紅らによる " くれない復活 " への儀式を待たねばならないのでしょうか。
ではでは、またこの時間・・・この場所で、再びお会いすることに致しましょう。」
※ 軽やかなステップを踏み、優雅に舞を踊るエンマにより・・・現世への扉が、いま開かれようとしていた。
Posted by くれない at 12:51│Comments(0)
│闇の黙示録編 第三部
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