ソラマメブログ
アクセスカウンタ
< 2025年05月 >
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

2009年06月30日

魔王の眠り

小樽のルタオ遥か上空を宙に浮かびながら、
闇の貴公子・・・むらさきはいろいろと思考をめぐらしていた。

この己自身が本当に求めているのは、いったい、何なのであろうか・・・と。


魔王の眠り

 ※ むらさき魔王としての能力は、3年前に比べて・・・比較にならないほど飛躍的に進化を遂げている。


思えばこうして、・・・あまりひとりになれる時間も、ここ最近はずっとなかったように思う。


研究室に泊り込み、寝る間も惜しんで封印の解析をしたり、
くれないたちをサポートするアイテムを開発したりと、とにかく忙しい毎日であったのだ。


あまりにやることが多すぎて、まったく時間が足りない・・・そう感じ焦っていたのもあった。


肝心の “ 救世主の封印 ” についても、まだ全然詳しい事が判明していないのが現状で、
の力に阻まれているのか・・・、遅々として研究が進んでいないのである。


・・・そこに、マダム軍からついに本格的な攻撃が始まってしまったので、
気持ちを変える意味もあって、自らが直接偵察をと・・・鉄 -くろがね- の要塞を離れやってきた訳である。


 むらさきマダムマルゴか、マスターボルドか、さらには。。。さてさて、誰が真の所有者となるか。」 


救世主の封印 ” の力を手に入れて、世界がどう変わっていくのかについては、
むらさき自身も非常に興味がある、むしろ、それをこの手で実現できるのならば、してみたいとさえ・・・?!


魔王の眠り

 ※ テーマ別に用意される、むらさき専用のバスタブにはゾラによって真紅のバラが散りばめられていた。


むらさきの強靭な精神力により、深く封印され眠りについている “ 魔王 ” の本体!


これが真に目覚めるとき、魔王の・・・いや、むらさき自身に何が起きるのか、
また隠されたむらさきの野望が開放されてしまうのか、それはまだわからない。。。


・・・できうるならば、生涯目覚めることないように願うばかりである。


                                                          ・・・つづく。



 ナレーション 「これまで、あまりスポットを当てられることがなかった “ むらさき ” の心情・・・。 


 そのむらさきの中に眠る “ 魔王 ” の心 (:本体)はかなりの部分で融合もされており、

 このまま、いつしか吸収され消え去ってなくなってしまうのかもしれませんね。


 ただ・・・魔王と化す、むらさきの姿も正直見てみたいと思ってしまいますが・・・。


 ではでは・・・また、ここでお会い致すことにしましょう。」


魔王の眠り

 ※ 紅く染まってく空に突き進んでくむらさきの中の“ 魔王 ”の眠りは、いつしか覚めるのであろうか? (謎)

同じカテゴリー(闇の黙示録編 第三部)の記事画像
迷いの森にて
死神のライセンス
死神の掟
死神の鎧
邪神遊戯
偲ぶ面影
同じカテゴリー(闇の黙示録編 第三部)の記事
 迷いの森にて (2009-10-03 17:28)
 死神のライセンス (2009-09-30 07:50)
 死神の掟 (2009-09-26 12:51)
 死神の鎧 (2009-09-17 20:17)
 邪神遊戯 (2009-09-12 22:40)
 偲ぶ面影 (2009-09-02 15:43)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。