2009年08月01日
幽閉されたプリンセス
次々と悲劇が起こる中、ずっとその動向がわからずにいたアイリスがついに動いた。
彼女はマダムの研究施設に派遣されていたのだが、渡仏したちょびさんの誘拐にあわせる様に、
その身柄を拘束され・・・そして、何らかの洗脳を受けて、あのマダム親衛隊の一員となっていたのだ。
※ 彼女なりのポリシーであろうか・・・親衛隊制服ではなく、あえて着物に身を包んでの登場となっている。
アイリスといえば、若き天才科学者として・・・その名を馳せており、実力は申し分ないのだが、
しかし、その性格もかなり独創的で、そのことが “ 魔王編 ” においても遺憾なく発揮されていたのである。
彼女の歪んだともいえる、むらさきへの熱い想いがボルドに利用され、大魔王への道を歩むことになり、
その結果、様々な事件が封印を中心に起こった。。。・・・というのが簡単な“ 魔王編 ”のあらすじである。
そんなアイリスが、これまで静かになりを潜め、表舞台に立っていなかった訳であるが、
この状況に至って、ようやく動き出した真相とは、いったい・・・いかがなものなのだろうか。
※ 龍神族長老の孫娘、すみれ・・・龍騎士であるりんどうの婚約者にして悩みの種でもあるお転婆姫君。
あの時のちょびさん同様、アイリスにも親衛隊隊長である麗華自らの手により、
かなり深いレベルの意識の奥で、洗脳が施されているとみて・・・まず間違いはないであろう。
しかしながら、大魔王の封印を持つアイリスにそれがどこまで有効なのかは謎のことなのである。
普通の人間でしかないちょびさんのように、実際にその本人の知らぬところにおいて、
ちゃんと洗脳の効果があるのかは、それを施行した麗華にでさえはっきりわかってなかったと言えるだろう。
まぁ、あのアイリスの性格からすると・・・現在、おとなしくしてるところがその何よりの証だと言えるのだが・・・
※ 真紅の着物をまとい、何やら怪しげな孤島の浜辺にて、待ち合わせの相手、りんどうと会うアイリス。
パトロール中のりんどうに、Beeを使って渡りをつけ・・・指定した島へと密かに呼び出したのである。
そう、その内容とは・・・もちろん、 “ すみれ ” の消息に関することであった。
アイリス 「わざわざ、ご足労願って悪いわね~りんどう・・・いえ、龍騎士さんと呼べばいいのかしら?」
りんどう 「・・・御託はいい、用件をさっさと言ってもらおうか。」
アイリス 「ふん、あんたもせっかち派タイプなのかい・・・やっぱり、あたしのむらさきよりも、
いい男なんてこの世にはいないって事なんだねぇ~ そりゃまぁ、当然のことなんだけどさ w 」
※ のら~りくら~りと自分のペースで話すアイリスに苛立ちを隠せないでいるまだ若い龍騎士、りんどう。
りんどう 「・・・!」
アイリス 「おぉ、怖い顔だこと・・・あたしに手出ししても無駄だよ、あたしはただのメッセンジャーなのさ。
あんたの大事な姫君を預かってるさるお方から頼まれてここに来てるだけなんだからねぇ~。」
りんどう 「・・・だから、何が目的なのか話してくれと言ってるんだ。」
アイリス 「ふっ、まぁいいさ、あんまり焦らしてばかりも・・・若い身にはつらいだろうからね。
ようは簡単なこと、あんたの婚約者・・・すみれ様はこっちで丁重に預かってるって話だよ。」
※ いつものように冒険心からか、こっそり抜け出した先で、屈辱にも捕獲され幽閉されてしまったすみれ。
アイリス 「まったく、健気じゃないか・・・あんたの役に立ちたかったんだろうねぇ~、
お供もなしで単身、敵地のど真ん中に飛び込んでくるなんてさ。。。命知らずにも程があるわね。」
りんどう 「・・・くっ、なんという早まったことを!」
アイリス 「もちろん、たいそう高貴なお方だし・・・極めてご丁重に扱ってはいるのよ、
下手に怒らすと、どうなるかくらい想像がつくからねぇ~、ゆっくり眠ってもらってるところさ。」
りんどう 「・・・それで、俺に何をどうしろと言うんだ?」
※ りんどうのその言葉を待っていたかのように、アイリスの表情は一変し、大魔王の片鱗をみせたのだ。
アイリス 「ふふふ、話の早い男はすきだよ・・・そうだね~、小紅を片付けてくれるとありがたいんだけど、
まぁ、それよりも順番から言えば~あの裏切り者のゾラを消し去ってもらいたいところだよねぇ~。。。
これまでおくびにも出さなかったのに、このあたしのむらさきに色目使うだなんて・・・許せないんだよ!! 」
りんどう 「・・・。」
アイリス 「でもね、これは無理強いなんかじゃないの・・・あんたにはこれまで同様にね~、
ただ “ 監視 ” だけをしててくれたらいいんのよ。 ・・・それで大事なプリンセスは無事でいられるって訳。
・・・まぁさっきの条件をクリアーしてくれたのなら、釈放してもらえるように手を回すんだけどねぇ~っ ♪ 」

※ 本当に洗脳をされているのだろうか?。。。己の欲望にのみ従い忠実に生きる女・・・堕天使、アイリス。
なおも渋るりんどうを軽くあしらい、話はこれまでだと・・・とっとと追い返してしまったアイリス。
この先、彼女の奥深い中で封印され眠っている大魔王がまた目覚めてしまうこともあるのだろうか・・・
そして、龍神族の有力者でもあるすみれ姫を幽閉できるほどの実力者とはいったい誰なのか?
・・・つづく。
ナレーション 「・・・またしても恐れていたことが起こりました。。。あのすみれ様の幽閉です。
冒険好きということで、想像ができる結果でありましたが・・・またもや足枷が増えてしまいました。
して、アイリスのいう “ さるお方 ” なのですが、そういえば四天王には、確かもうひとり誰かが・・・
ではでは、またここでこの時間に・・・お会いしましょう。」

※ 意識を奪われ力を失い幽閉されてる我が主、すみれを救おうと必死に炎を吐きつづけるドラゴンの幼生。
彼女はマダムの研究施設に派遣されていたのだが、渡仏したちょびさんの誘拐にあわせる様に、
その身柄を拘束され・・・そして、何らかの洗脳を受けて、あのマダム親衛隊の一員となっていたのだ。

※ 彼女なりのポリシーであろうか・・・親衛隊制服ではなく、あえて着物に身を包んでの登場となっている。
アイリスといえば、若き天才科学者として・・・その名を馳せており、実力は申し分ないのだが、
しかし、その性格もかなり独創的で、そのことが “ 魔王編 ” においても遺憾なく発揮されていたのである。
彼女の歪んだともいえる、むらさきへの熱い想いがボルドに利用され、大魔王への道を歩むことになり、
その結果、様々な事件が封印を中心に起こった。。。・・・というのが簡単な“ 魔王編 ”のあらすじである。
そんなアイリスが、これまで静かになりを潜め、表舞台に立っていなかった訳であるが、
この状況に至って、ようやく動き出した真相とは、いったい・・・いかがなものなのだろうか。

※ 龍神族長老の孫娘、すみれ・・・龍騎士であるりんどうの婚約者にして悩みの種でもあるお転婆姫君。
あの時のちょびさん同様、アイリスにも親衛隊隊長である麗華自らの手により、
かなり深いレベルの意識の奥で、洗脳が施されているとみて・・・まず間違いはないであろう。
しかしながら、大魔王の封印を持つアイリスにそれがどこまで有効なのかは謎のことなのである。
普通の人間でしかないちょびさんのように、実際にその本人の知らぬところにおいて、
ちゃんと洗脳の効果があるのかは、それを施行した麗華にでさえはっきりわかってなかったと言えるだろう。
まぁ、あのアイリスの性格からすると・・・現在、おとなしくしてるところがその何よりの証だと言えるのだが・・・

※ 真紅の着物をまとい、何やら怪しげな孤島の浜辺にて、待ち合わせの相手、りんどうと会うアイリス。
パトロール中のりんどうに、Beeを使って渡りをつけ・・・指定した島へと密かに呼び出したのである。
そう、その内容とは・・・もちろん、 “ すみれ ” の消息に関することであった。
アイリス 「わざわざ、ご足労願って悪いわね~りんどう・・・いえ、龍騎士さんと呼べばいいのかしら?」
りんどう 「・・・御託はいい、用件をさっさと言ってもらおうか。」
アイリス 「ふん、あんたもせっかち派タイプなのかい・・・やっぱり、あたしのむらさきよりも、
いい男なんてこの世にはいないって事なんだねぇ~ そりゃまぁ、当然のことなんだけどさ w 」

※ のら~りくら~りと自分のペースで話すアイリスに苛立ちを隠せないでいるまだ若い龍騎士、りんどう。
りんどう 「・・・!」
アイリス 「おぉ、怖い顔だこと・・・あたしに手出ししても無駄だよ、あたしはただのメッセンジャーなのさ。
あんたの大事な姫君を預かってるさるお方から頼まれてここに来てるだけなんだからねぇ~。」
りんどう 「・・・だから、何が目的なのか話してくれと言ってるんだ。」
アイリス 「ふっ、まぁいいさ、あんまり焦らしてばかりも・・・若い身にはつらいだろうからね。
ようは簡単なこと、あんたの婚約者・・・すみれ様はこっちで丁重に預かってるって話だよ。」

※ いつものように冒険心からか、こっそり抜け出した先で、屈辱にも捕獲され幽閉されてしまったすみれ。
アイリス 「まったく、健気じゃないか・・・あんたの役に立ちたかったんだろうねぇ~、
お供もなしで単身、敵地のど真ん中に飛び込んでくるなんてさ。。。命知らずにも程があるわね。」
りんどう 「・・・くっ、なんという早まったことを!」
アイリス 「もちろん、たいそう高貴なお方だし・・・極めてご丁重に扱ってはいるのよ、
下手に怒らすと、どうなるかくらい想像がつくからねぇ~、ゆっくり眠ってもらってるところさ。」
りんどう 「・・・それで、俺に何をどうしろと言うんだ?」

※ りんどうのその言葉を待っていたかのように、アイリスの表情は一変し、大魔王の片鱗をみせたのだ。
アイリス 「ふふふ、話の早い男はすきだよ・・・そうだね~、小紅を片付けてくれるとありがたいんだけど、
まぁ、それよりも順番から言えば~あの裏切り者のゾラを消し去ってもらいたいところだよねぇ~。。。
これまでおくびにも出さなかったのに、このあたしのむらさきに色目使うだなんて・・・許せないんだよ!! 」
りんどう 「・・・。」
アイリス 「でもね、これは無理強いなんかじゃないの・・・あんたにはこれまで同様にね~、
ただ “ 監視 ” だけをしててくれたらいいんのよ。 ・・・それで大事なプリンセスは無事でいられるって訳。
・・・まぁさっきの条件をクリアーしてくれたのなら、釈放してもらえるように手を回すんだけどねぇ~っ ♪ 」

※ 本当に洗脳をされているのだろうか?。。。己の欲望にのみ従い忠実に生きる女・・・堕天使、アイリス。
なおも渋るりんどうを軽くあしらい、話はこれまでだと・・・とっとと追い返してしまったアイリス。
この先、彼女の奥深い中で封印され眠っている大魔王がまた目覚めてしまうこともあるのだろうか・・・
そして、龍神族の有力者でもあるすみれ姫を幽閉できるほどの実力者とはいったい誰なのか?
・・・つづく。
ナレーション 「・・・またしても恐れていたことが起こりました。。。あのすみれ様の幽閉です。
冒険好きということで、想像ができる結果でありましたが・・・またもや足枷が増えてしまいました。
して、アイリスのいう “ さるお方 ” なのですが、そういえば四天王には、確かもうひとり誰かが・・・
ではでは、またここでこの時間に・・・お会いしましょう。」

※ 意識を奪われ力を失い幽閉されてる我が主、すみれを救おうと必死に炎を吐きつづけるドラゴンの幼生。
Posted by くれない at 12:43│Comments(0)
│闇の黙示録編 第三部
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