2009年02月11日
目覚めよ、パピヨン
ちーっす、まだなんとか続行中です~、本編連続企画、第五弾!!
前回の第05話 「パピヨンの紋章」に引き続き・・・
今回も、サフランを中心に物語は進んでいくことになります。
※ その案内された不思議な場所で、サフランが目にしたものは~もうひとりの自分自身 !?であったのだ。
いきなりの展開で、唐突すぎてわからないと思うので、
・・・話をすこし前の時間に引き戻してみることにしましょう。
ゾラとむらさきに見送られるようにして、
鉄 -くろがね- の要塞を後にしたサフランがひとり向った先は、新千歳空港であった。
そこで、彼女は見知ったある女性と再会することになるのだ。
サフラン 「おぉ、あなたは確か・・・」
スージー 「えぇ、ご無沙汰ねぇ~サフラン、また会えてうれしいわ w 」
サフラン 「えっと、スージーさん・・・わたしもまた会えてうれしいです。」
そこにいたのは、サフランが日本に来る時に、
一緒に同行してくれたスージーと名乗る女性であった。
※ しかし、そのミニバイクにまたがって待っていたスージーとは、紛れもなくあのキャンティなのである !?
スージー 「むらさき教授からマダムの方へね、
あなたが帰国する事になったからって、さっき連絡があって・・・
たまたま、こっちへまた来てたわたしが、ついでだから一緒に帰ってくるようにって言われたのよ w 」
サフラン 「そうだったですか、教授が連絡を・・・
お手数おかけして、すみません・・・スージーさん。」
スージー 「いいっていいって、なに他人行儀なこと言ってるのよ~、
わたしたちは皆同じ、マダムの子らである・・・兄弟姉妹なの、遠慮なんてしないことよ w 」
サフラン自身は、自分が “ キャンティ ” とは面識がないと思っていたのだが、
実際には、“ スージー ” と偽名を名乗るキャンティ本人にもう会っていた訳である。
サフラン 「おぉ、ありがとです、それでは甘えさせてもらって、
・・・ひとつお願いがあるのです、聞いてもらえますか?」
※ 100%の笑顔でニコニコと気さくに対応する、スージーことキャンティ・・・その背後に例の誰かが (謎)
サフラン 「わたし、“ ガーデニア ” という人に会いたいんです。
・・・スージーさんは、ご存知ですか?」
スージー 「えぇ、もちろん知ってるわよ・・・マダムのおそばに仕えてらっしゃる、
あのガーデニアさんよね~っ、ほんと羨ましいわぁ・・・いつもマダムと一緒にいられるなんて w
・・・でも、どうして会いたいと思ったの? 」
サフラン 「・・・えぇ、それはゾラ主任が、そうすることがいいとアドバイスしてくれて・・・」
スージー 「そう、あのゾラ姐さんがね~ぇ・・・それならそうするのが一番いいわよね w 」
その時、スージーの・・・いやキャンティの笑顔の遥か奥深くに、
どす黒いかげりが射したのだが、サフランにそれはわからなかった。
スージー 「もう大船に乗った気持ちで、ぜ~んぶ、このスージーさんに任せなさいな ♪ ってことよ w 」

※ そうして、サフランが案内されたのがこの謎めいた館で・・・ここにあの“ ガーデニア ”がいるというのだ。
飛行機での長い時間もずっと、いろいろと気さくに話しかけてきて、
すっかりサフランの心許す存在として、まんまと入り込んできたスージーこと、キャンティ。
せっかく、むらさきに開放されたばかりの真実の眼は、
・・・残念ながら、まだその機能を充分に活かしきれてないようだ。
スージー 「じゃ、ここまでくれば安心ね・・・わたしも本社に顔出さないといけないから、
名残惜しいけど、ここで失礼するわね、さっき連絡したらいま瞑想中だって話だから、
確実に、中にいると思うわ・・・それじゃ、また近いうちに会いましょうねぇ、サフラン w 」
・・・そう言いながら、きびすを返し “ スージー ” は足早に立ち去っていった。
とにかく、ひとりで機関銃のようによくしゃべる人だなぁ・・・とサフランは思った。
サフラン 「・・・ここに、わたしの肉親である “ ガーデニア ” という人がいるのね。」
※ 赤と黒に彩られた部屋、魔方陣の中央にその姿はあった、・・・まるで鏡を見ているような錯角さえある。
たしかに、そこにはサフランと瓜二つ?の姿かたちをした女性が、
一心不乱に、瞑想し祈りを捧げている最中なのである。
サフラン 「・・・あなたが、ガーデニアさんですか?
わたし、サフランです・・・あなたを訪ねるようにと、ゾラ主任に言われてきました。」
そんなサフランの懸命な問いかけにも、瞑想中だからだろうか、
相手からの反応はすぐに返ってこなかった。
・・・長い沈黙のあと、目の前で瞑想していた女性がようやく口を開いたのである。
ジンジャー 「おかえり、わたしも会いたかったわ・・・可愛いサフラン。」
なんと、そこにいたのは “ ガーデニア ” ではなく、
暴走したため幽閉されたとされる、もうひとりのプロトタイプ・サフラン・・・ “ ジンジャー ” であった!
※ そのジンジャーとシンクロするかの如く、半ば強制的に魔方陣の中で瞑想を始めてしまう・・・サフラン。
ジンジャー 「・・・わたしが、あなたに真実をみせてあげるわ。」
サフラン 「・・・ううう、うう、・・・う、うわぁーーーーーっ!! ! 」
・・・辺りには、ただサフランの魂の絶叫だけがこだましていた。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・もう、だからいわんこっちゃない~っ!
こんな事態を恐れて、ゾラもキャンティには気をつけろって忠告しておいたのに・・・
まぁ、知らないんだし・・・サフランに罪はないんだけどねぇ~ ^^;
それにしても、サフランはどうなっちゃうんだろうか・・・あの第3の眼は?
またわからないことが増えただけなんじゃないのか・・・ (謎)」 ←身も蓋もない言い方すな!
※ 明らかに、正常な思考でないとわかる姿で、ソファーに横たわっている。・・・サフランにいったい何が !?
前回の第05話 「パピヨンの紋章」に引き続き・・・
今回も、サフランを中心に物語は進んでいくことになります。

※ その案内された不思議な場所で、サフランが目にしたものは~もうひとりの自分自身 !?であったのだ。
いきなりの展開で、唐突すぎてわからないと思うので、
・・・話をすこし前の時間に引き戻してみることにしましょう。
ゾラとむらさきに見送られるようにして、
鉄 -くろがね- の要塞を後にしたサフランがひとり向った先は、新千歳空港であった。
そこで、彼女は見知ったある女性と再会することになるのだ。
サフラン 「おぉ、あなたは確か・・・」
スージー 「えぇ、ご無沙汰ねぇ~サフラン、また会えてうれしいわ w 」
サフラン 「えっと、スージーさん・・・わたしもまた会えてうれしいです。」
そこにいたのは、サフランが日本に来る時に、
一緒に同行してくれたスージーと名乗る女性であった。
※ しかし、そのミニバイクにまたがって待っていたスージーとは、紛れもなくあのキャンティなのである !?
スージー 「むらさき教授からマダムの方へね、
あなたが帰国する事になったからって、さっき連絡があって・・・
たまたま、こっちへまた来てたわたしが、ついでだから一緒に帰ってくるようにって言われたのよ w 」
サフラン 「そうだったですか、教授が連絡を・・・
お手数おかけして、すみません・・・スージーさん。」
スージー 「いいっていいって、なに他人行儀なこと言ってるのよ~、
わたしたちは皆同じ、マダムの子らである・・・兄弟姉妹なの、遠慮なんてしないことよ w 」
サフラン自身は、自分が “ キャンティ ” とは面識がないと思っていたのだが、
実際には、“ スージー ” と偽名を名乗るキャンティ本人にもう会っていた訳である。
サフラン 「おぉ、ありがとです、それでは甘えさせてもらって、
・・・ひとつお願いがあるのです、聞いてもらえますか?」

※ 100%の笑顔でニコニコと気さくに対応する、スージーことキャンティ・・・その背後に例の誰かが (謎)
サフラン 「わたし、“ ガーデニア ” という人に会いたいんです。
・・・スージーさんは、ご存知ですか?」
スージー 「えぇ、もちろん知ってるわよ・・・マダムのおそばに仕えてらっしゃる、
あのガーデニアさんよね~っ、ほんと羨ましいわぁ・・・いつもマダムと一緒にいられるなんて w
・・・でも、どうして会いたいと思ったの? 」
サフラン 「・・・えぇ、それはゾラ主任が、そうすることがいいとアドバイスしてくれて・・・」
スージー 「そう、あのゾラ姐さんがね~ぇ・・・それならそうするのが一番いいわよね w 」
その時、スージーの・・・いやキャンティの笑顔の遥か奥深くに、
どす黒いかげりが射したのだが、サフランにそれはわからなかった。
スージー 「もう大船に乗った気持ちで、ぜ~んぶ、このスージーさんに任せなさいな ♪ ってことよ w 」
※ そうして、サフランが案内されたのがこの謎めいた館で・・・ここにあの“ ガーデニア ”がいるというのだ。
飛行機での長い時間もずっと、いろいろと気さくに話しかけてきて、
すっかりサフランの心許す存在として、まんまと入り込んできたスージーこと、キャンティ。
せっかく、むらさきに開放されたばかりの真実の眼は、
・・・残念ながら、まだその機能を充分に活かしきれてないようだ。
スージー 「じゃ、ここまでくれば安心ね・・・わたしも本社に顔出さないといけないから、
名残惜しいけど、ここで失礼するわね、さっき連絡したらいま瞑想中だって話だから、
確実に、中にいると思うわ・・・それじゃ、また近いうちに会いましょうねぇ、サフラン w 」
・・・そう言いながら、きびすを返し “ スージー ” は足早に立ち去っていった。
とにかく、ひとりで機関銃のようによくしゃべる人だなぁ・・・とサフランは思った。
サフラン 「・・・ここに、わたしの肉親である “ ガーデニア ” という人がいるのね。」

※ 赤と黒に彩られた部屋、魔方陣の中央にその姿はあった、・・・まるで鏡を見ているような錯角さえある。
たしかに、そこにはサフランと瓜二つ?の姿かたちをした女性が、
一心不乱に、瞑想し祈りを捧げている最中なのである。
サフラン 「・・・あなたが、ガーデニアさんですか?
わたし、サフランです・・・あなたを訪ねるようにと、ゾラ主任に言われてきました。」
そんなサフランの懸命な問いかけにも、瞑想中だからだろうか、
相手からの反応はすぐに返ってこなかった。
・・・長い沈黙のあと、目の前で瞑想していた女性がようやく口を開いたのである。
ジンジャー 「おかえり、わたしも会いたかったわ・・・可愛いサフラン。」
なんと、そこにいたのは “ ガーデニア ” ではなく、
暴走したため幽閉されたとされる、もうひとりのプロトタイプ・サフラン・・・ “ ジンジャー ” であった!

※ そのジンジャーとシンクロするかの如く、半ば強制的に魔方陣の中で瞑想を始めてしまう・・・サフラン。
ジンジャー 「・・・わたしが、あなたに真実をみせてあげるわ。」
サフラン 「・・・ううう、うう、・・・う、うわぁーーーーーっ!! ! 」
・・・辺りには、ただサフランの魂の絶叫だけがこだましていた。
・・・つづく。
ナレーション 「・・・もう、だからいわんこっちゃない~っ!
こんな事態を恐れて、ゾラもキャンティには気をつけろって忠告しておいたのに・・・
まぁ、知らないんだし・・・サフランに罪はないんだけどねぇ~ ^^;
それにしても、サフランはどうなっちゃうんだろうか・・・あの第3の眼は?
またわからないことが増えただけなんじゃないのか・・・ (謎)」 ←身も蓋もない言い方すな!

※ 明らかに、正常な思考でないとわかる姿で、ソファーに横たわっている。・・・サフランにいったい何が !?
Posted by くれない at 01:20│Comments(0)
│闇の黙示録編 第二部
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