2008年12月29日
熱き血潮
やぁ~・・・今年もあと数日、やり残したことはどうだい?
えっ、俺はどうなんだ?・・・かだって、
そりゃもちろん、やり残したことだらけだぜぃ w ←だめじゃん!
※ 忙しい撮影の合間、余裕のこの笑顔でキラリン・・・なにしろヴァンパイアは歯(牙)が命なんだし~ ♪
では、さっそく・・・急展開中の本編、第11話 「熱き血潮」を紹介するとしよう。
前回、第10話のあらすじだが、ちょびママさんとくれないらを乗せたジェット機が、
地中海を目前に、突如としてその消息を絶ってしまったというものだった・・・
すぐさま、マダムのもとには、所有する私設軍隊から、
「突然、レーダーから消えてしまった」との連絡があり、
急いで調査隊を編成し、その辺りに派遣しつつ、
アイリスをテラスへと緊急に呼び出して、
事の顛末を報告しようとしていたのであった。
※ あまりに突然の出来事に、普段冷静なアイリス女史もそのショックを隠しきれないでいた。
マルゴ 「ごめんなさい、博士・・・まさか、こんなことになるなんて、
あたくし、どういって謝ればいいのか言葉がみつからないわ。」
アイリス 「いいえ、マダム・・・ジェット機ごとレーダーから忽然と消え去るなんて、
通常では考えられませんわ、これは何者かによる謀略に違いありません。
くれないがついているとの事なので、 万が一の心配はないと思うのだけれど・・・」
マルゴ 「あたくしが、ちょびさんをご招待しなければ・・・こんなことには。。。」
アイリス 「それより、マダム・・・ 私も急ぎ現地に参りたいのです。
この目で確かめたいこともありますし、連れて行ってはいただけませんか?」
マルゴ 「たやすいことですわ、至急ヘリを用意させます。
博士は出発のご準備をなさって屋上のヘリポートでお待ちくださいな。」
そうして、アイリスが早々と飛び立った後、マダムは自室に戻り、
いつものグラス片手に、椅子に腰掛けていた。

※ はたしていったい、この妖艶な美女、マダム・マルゴの真の目的とは何なのだろうか・・・
・・・深くため息をついて、
そして、何かを決心したかのようだった。
彼女は、不可思議な能力を使い、
ある場所と空間をつないで・・・
遠話というのか、テレパシーとでもいうのか、
そこにいるとある男に自室にいながらにして、
直接、声をかけたのである。
マルゴ 「・・・聞こえているわよね、くれない。。。
いえ、厳密にいえば、くれないじゃないくれない・・・
といった方が、よろしいのかしら。」
くれない 「・・・あんたが、マダム・マルゴか?」
マルゴ 「えぇ、そうよ・・・あたくしがマルゴよ。
あなた、ボルドの手のものよね・・・あのこ元気なのかしら。」

※ なんと、遠話の相手は、くれないであった・・・しかし、くれないであってくれないでないとは !? (謎)
そこには、突如としてジェット機ごと消息を絶ったはずのくれないが、
頑丈な石でできた高い塔の一室に幽閉というか軟禁されているではないか・・・!
一見したところ、機内にいた時とかわりない様子で、
怪我などもおってないようである。
くれない 「あんたのことは、マスター・ボルドから聞いている。
くれぐれも信用するな、もし邪魔をするようなら排除してもかまわんとな。」
マルゴ 「まぁ・・・あのこったら、そんな哀しいことを言うだなんて、
あたくしは、あなた方の敵などではないわ。。。むしろ味方なのよ。
いつだって全面的に協力できる体勢でいるというのに・・・」
くれない 「白々しいことを・・・それよりも、ちょびママを、どこへやったんだ!
彼女になにかあってみろ、俺はあんたを許さんぞ!! 」
このくれないの異様なまでの熱き想いには、鬼気迫るものがあった。
闇ガードとしての任務なのからか、
それとも、別の強い何か思い入れでもあってのことなのか・・・

※ そんな熱いくれないとは対照的に、マダムは冷静沈着に届いたばかりの資料に目を通していた。
マルゴ 「そうなの・・・あなたは遺伝子的には、くれないそのものなのね。
ただ、ある時期のくれない本人から派生した、クローン人間なのだというだけで・・・。」
くれない 「・・・っく、何を言っている、俺がくれないだ。
・・・本物も偽物もないわ!」
マルゴ 「・・・そう、あのセント・ライラ号のときに、ボルドがくれないの遺伝子を採取したのね。
魔神の如き強さを手に入れる前の、大魔王と化していたアイリス博士に、
かるくあしらわれていた、あの覚醒もしてないときのサンプル体なのだわ。」
マダムの読み上げた衝撃の内容は、本当なのであろうか・・・?
このような驚愕の事実が、その報告書にはかかれていたのであろうか!!

※ それは、このくれないすらも知らされてなかった内容なのであろう・・・彼から表情が消え失せていた。
くれない 「・・・な、何を根拠に、そんなでたらめを言うのだ!!
やはり、マスターの言うとおりだな・・・油断ならん相手だ、マダム・マルゴ。
俺は、自由にやらせてもらう、邪魔立てするなら容赦はしないぞ!」
マルゴ 「あたくしの研究所の報告は、確かなものよ、認めたくないことなのでしょうけどね。
あなたの遺伝子も調べさせたけれど、データはけっしてウソをつかないのよ・・・
人間とはちがってね、そうでしょ?・・・覚醒前のくれないのクローンさん。」
くれない 「・・・ふっ、そうか、あやうくあんたの術中にはまるとこだったな。
俺は、ちょびママを探しに行かせてもらう・・・もう一度言う、邪魔をすれば容赦しない。」
マルゴ 「まぁ・・・すごい気迫ね、それほど大事なのかしら?
あのただの人間でしかないちょびさんが・・・どうぞ、好きなようにしてもらって、かまわないわ。
あなたの石牢のプロテクトは外しておくわね、それに、ちょびさんはちょうど反対側の塔のてっぺんよ。
囚われの姫を助け出す騎士(ナイト)ってことかしら・・・とってもロマンチックだわねぇ。」
最後の方はもう聞いていなかったくらいの、
ものすごい勢いで・・・
先ほど、クローンといわれたこのくれないは、
ちょびママさん目指して、
石牢を飛び出していったのである。

※ この妖しく微笑を浮かべるマダムと、あの謎多き人物・・・ボルドとの因果関係は何なのだろうか。
マルゴ 「うふふ・・・たとえ、目標が近くにみえてはいても、
そう簡単にこの研究所内を移動することはできないわ。
まぁ、せいぜい、がんばってお姫様を救い出すことね・・・ナイト様。」
マルゴ 「それにしてもボルドったら、このあたくしをこんなに楽しませてくれて、
本当に悪い子だわ・・・うふふふ、悪い子ねぇ・・・お仕置きしないとダメなのかしら。。。」
風雲急を告げるが如く、事態が二転三転していく中・・・
どこか嬉しそうに、独り言をいい、満足げに微笑むマダム・マルゴであった。
・・・では、いったい本物のくれないはというと、
いま、どこでどうしているのであろうか?。。。またしても謎である。
・・・つづく。
ナレーション 「がっび~ん。。。3年ぶりに帰ってきた我らが主人公、くれないが・・・
実は本物ではなく、なんとクローンだったなんて~~~っ !?
いや~たしかに、あのヒゲはあやしいとは思っていたんだよなぁ~ ^^; ←そこだけかい!
まぁまぁ、マダムの報告書が必ずしもすべて事実とは限りませんので、
まだこの先に、なにやら裏があるかもしれないですからね w
この物語は何事もうかつに信じてはいけません・・・ (謎)
それと、マダムとボルドの間には何やら因縁ともいえる接点があるということもわかりました。
はたして、お互い敵対している相手なのでしょうか・・・それとも?
ひとつわかれば、また2~3個と・・・新たな謎がでてきて、
もうどうなってんだい、こんちくしょー!ですが。。。
実は今回、年末恒例:夢のコラボ企画として、 ←以前いつ年末迎えたよ!
次回の特別編 「冷たい暗闇」(チーフ作)と直接、連動しております。
実際には、「冷たい暗闇」が完成してからこの「熱き血潮」を書き上げたので、
むこうを読んでからもう一度、こちらを読み返すのもまた一考ではないかと思います。
ではでは・・・時間差で公開される予定の特別編、「冷たい暗闇」にもご期待してもらって~っ、
ある時は片目の運転手、またある時は流しの歌い手、しかしてその実体は…!」 ←多羅尾伴内
※ またしても誘拐が確定してしまったちょびママさん、その安否は如何に?・・・次回へと急ぐのだ!! !
えっ、俺はどうなんだ?・・・かだって、
そりゃもちろん、やり残したことだらけだぜぃ w ←だめじゃん!

※ 忙しい撮影の合間、余裕のこの笑顔でキラリン・・・なにしろヴァンパイアは歯(牙)が命なんだし~ ♪
では、さっそく・・・急展開中の本編、第11話 「熱き血潮」を紹介するとしよう。
前回、第10話のあらすじだが、ちょびママさんとくれないらを乗せたジェット機が、
地中海を目前に、突如としてその消息を絶ってしまったというものだった・・・
すぐさま、マダムのもとには、所有する私設軍隊から、
「突然、レーダーから消えてしまった」との連絡があり、
急いで調査隊を編成し、その辺りに派遣しつつ、
アイリスをテラスへと緊急に呼び出して、
事の顛末を報告しようとしていたのであった。

※ あまりに突然の出来事に、普段冷静なアイリス女史もそのショックを隠しきれないでいた。
マルゴ 「ごめんなさい、博士・・・まさか、こんなことになるなんて、
あたくし、どういって謝ればいいのか言葉がみつからないわ。」
アイリス 「いいえ、マダム・・・ジェット機ごとレーダーから忽然と消え去るなんて、
通常では考えられませんわ、これは何者かによる謀略に違いありません。
くれないがついているとの事なので、 万が一の心配はないと思うのだけれど・・・」
マルゴ 「あたくしが、ちょびさんをご招待しなければ・・・こんなことには。。。」
アイリス 「それより、マダム・・・ 私も急ぎ現地に参りたいのです。
この目で確かめたいこともありますし、連れて行ってはいただけませんか?」
マルゴ 「たやすいことですわ、至急ヘリを用意させます。
博士は出発のご準備をなさって屋上のヘリポートでお待ちくださいな。」
そうして、アイリスが早々と飛び立った後、マダムは自室に戻り、
いつものグラス片手に、椅子に腰掛けていた。

※ はたしていったい、この妖艶な美女、マダム・マルゴの真の目的とは何なのだろうか・・・
・・・深くため息をついて、
そして、何かを決心したかのようだった。
彼女は、不可思議な能力を使い、
ある場所と空間をつないで・・・
遠話というのか、テレパシーとでもいうのか、
そこにいるとある男に自室にいながらにして、
直接、声をかけたのである。
マルゴ 「・・・聞こえているわよね、くれない。。。
いえ、厳密にいえば、くれないじゃないくれない・・・
といった方が、よろしいのかしら。」
くれない 「・・・あんたが、マダム・マルゴか?」
マルゴ 「えぇ、そうよ・・・あたくしがマルゴよ。
あなた、ボルドの手のものよね・・・あのこ元気なのかしら。」

※ なんと、遠話の相手は、くれないであった・・・しかし、くれないであってくれないでないとは !? (謎)
そこには、突如としてジェット機ごと消息を絶ったはずのくれないが、
頑丈な石でできた高い塔の一室に幽閉というか軟禁されているではないか・・・!
一見したところ、機内にいた時とかわりない様子で、
怪我などもおってないようである。
くれない 「あんたのことは、マスター・ボルドから聞いている。
くれぐれも信用するな、もし邪魔をするようなら排除してもかまわんとな。」
マルゴ 「まぁ・・・あのこったら、そんな哀しいことを言うだなんて、
あたくしは、あなた方の敵などではないわ。。。むしろ味方なのよ。
いつだって全面的に協力できる体勢でいるというのに・・・」
くれない 「白々しいことを・・・それよりも、ちょびママを、どこへやったんだ!
彼女になにかあってみろ、俺はあんたを許さんぞ!! 」
このくれないの異様なまでの熱き想いには、鬼気迫るものがあった。
闇ガードとしての任務なのからか、
それとも、別の強い何か思い入れでもあってのことなのか・・・

※ そんな熱いくれないとは対照的に、マダムは冷静沈着に届いたばかりの資料に目を通していた。
マルゴ 「そうなの・・・あなたは遺伝子的には、くれないそのものなのね。
ただ、ある時期のくれない本人から派生した、クローン人間なのだというだけで・・・。」
くれない 「・・・っく、何を言っている、俺がくれないだ。
・・・本物も偽物もないわ!」
マルゴ 「・・・そう、あのセント・ライラ号のときに、ボルドがくれないの遺伝子を採取したのね。
魔神の如き強さを手に入れる前の、大魔王と化していたアイリス博士に、
かるくあしらわれていた、あの覚醒もしてないときのサンプル体なのだわ。」
マダムの読み上げた衝撃の内容は、本当なのであろうか・・・?
このような驚愕の事実が、その報告書にはかかれていたのであろうか!!

※ それは、このくれないすらも知らされてなかった内容なのであろう・・・彼から表情が消え失せていた。
くれない 「・・・な、何を根拠に、そんなでたらめを言うのだ!!
やはり、マスターの言うとおりだな・・・油断ならん相手だ、マダム・マルゴ。
俺は、自由にやらせてもらう、邪魔立てするなら容赦はしないぞ!」
マルゴ 「あたくしの研究所の報告は、確かなものよ、認めたくないことなのでしょうけどね。
あなたの遺伝子も調べさせたけれど、データはけっしてウソをつかないのよ・・・
人間とはちがってね、そうでしょ?・・・覚醒前のくれないのクローンさん。」
くれない 「・・・ふっ、そうか、あやうくあんたの術中にはまるとこだったな。
俺は、ちょびママを探しに行かせてもらう・・・もう一度言う、邪魔をすれば容赦しない。」
マルゴ 「まぁ・・・すごい気迫ね、それほど大事なのかしら?
あのただの人間でしかないちょびさんが・・・どうぞ、好きなようにしてもらって、かまわないわ。
あなたの石牢のプロテクトは外しておくわね、それに、ちょびさんはちょうど反対側の塔のてっぺんよ。
囚われの姫を助け出す騎士(ナイト)ってことかしら・・・とってもロマンチックだわねぇ。」
最後の方はもう聞いていなかったくらいの、
ものすごい勢いで・・・
先ほど、クローンといわれたこのくれないは、
ちょびママさん目指して、
石牢を飛び出していったのである。

※ この妖しく微笑を浮かべるマダムと、あの謎多き人物・・・ボルドとの因果関係は何なのだろうか。
マルゴ 「うふふ・・・たとえ、目標が近くにみえてはいても、
そう簡単にこの研究所内を移動することはできないわ。
まぁ、せいぜい、がんばってお姫様を救い出すことね・・・ナイト様。」
マルゴ 「それにしてもボルドったら、このあたくしをこんなに楽しませてくれて、
本当に悪い子だわ・・・うふふふ、悪い子ねぇ・・・お仕置きしないとダメなのかしら。。。」
風雲急を告げるが如く、事態が二転三転していく中・・・
どこか嬉しそうに、独り言をいい、満足げに微笑むマダム・マルゴであった。
・・・では、いったい本物のくれないはというと、
いま、どこでどうしているのであろうか?。。。またしても謎である。
・・・つづく。
ナレーション 「がっび~ん。。。3年ぶりに帰ってきた我らが主人公、くれないが・・・
実は本物ではなく、なんとクローンだったなんて~~~っ !?
いや~たしかに、あのヒゲはあやしいとは思っていたんだよなぁ~ ^^; ←そこだけかい!
まぁまぁ、マダムの報告書が必ずしもすべて事実とは限りませんので、
まだこの先に、なにやら裏があるかもしれないですからね w
この物語は何事もうかつに信じてはいけません・・・ (謎)
それと、マダムとボルドの間には何やら因縁ともいえる接点があるということもわかりました。
はたして、お互い敵対している相手なのでしょうか・・・それとも?
ひとつわかれば、また2~3個と・・・新たな謎がでてきて、
もうどうなってんだい、こんちくしょー!ですが。。。
実は今回、年末恒例:夢のコラボ企画として、 ←以前いつ年末迎えたよ!
次回の特別編 「冷たい暗闇」(チーフ作)と直接、連動しております。
実際には、「冷たい暗闇」が完成してからこの「熱き血潮」を書き上げたので、
むこうを読んでからもう一度、こちらを読み返すのもまた一考ではないかと思います。
ではでは・・・時間差で公開される予定の特別編、「冷たい暗闇」にもご期待してもらって~っ、
ある時は片目の運転手、またある時は流しの歌い手、しかしてその実体は…!」 ←多羅尾伴内

※ またしても誘拐が確定してしまったちょびママさん、その安否は如何に?・・・次回へと急ぐのだ!! !
Posted by くれない at 15:33│Comments(0)
│闇の黙示録編 第一部
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