2008年12月23日
マドモアゼル・アイリス

※ すぐ横にドーバー海峡を見渡せる、雄大な敷地面積を誇る世界屈指の封印研究施設である。
もう間もなくクリスマスだ・・・特に何もないのだが、
どこかしら浮かれた気分になるのは何故だろう~。。。わかんない w
では、久方ぶりの本編である、闇の黙示録編をお送りしましょう。
さて・・・日本では、モザイク荘を中心に、
続々と新旧キャラたちが集まってきているが、
ひとり遠くヨーロッパに交換留学へと旅立ったアイリスはと言えば、
いったいどこでどうしていることだろうか・・・?
ここはフランスの中心地である・・・
芸術の都、または、花の都といわれるパリより、
少し北西にはなれた海に面した郊外にある、
マダム・マルゴの巨大な私設封印研究所、通称:「ブルー・シャトー」である。
このブルー・シャトーには、
世界中から選りすぐりの封印に携わる研究者らがあつまり、
日々、いろいろな実験や検証が繰り返し行われていた。

※ 施設内には、あらゆる設備も整っており、世界各国からの迎賓を招く事も可能なのである。
かくいうあのアイリス女史も、
りっぱな実験室と有能なスタッフをあてがわれて、
いそがしい研究漬けの毎日をすごしていたのだった。
そんなある日、世界中を飛び回って留守がちなマダムより、
急遽、直々に呼び出しを受けたのだった。
マルゴ 「お忙しいところ、お呼びだてしてごめんなさいね。
アイリス博士、・・・折り入ってお話というほどでもないのだけれど。」
アイリス 「ご用件を伺いますわ、マダム・マルゴ。」

※ ゆったりとグラスの中の液体を楽しむかのように、マダム・マルゴはくつろぎながら話しかけてきた。
マルゴ 「博士がこちらに来ていただいて、もうずっとお休みもとらないので、
・・・あたくし、心から心配しているのですよ。
なので、ぜひとも休日をとっていただこうかと思って、
日本よりある方に来ていただく事にしましたのよ・・・
あのモザイク・グラスのオーナーであるちょびさんをご招待しましたの。
ちょうどいま、こちらで用意したチャーター機で向っておられる最中かと。」
そういいながら、マダムはグラスの中身をおもむろに飲み干した。

※ 鮮烈な赤い服のマダムとは対照的に、科学者然として白い衣装を身にまとったアイリスである。
アイリス 「まぁ・・・ちょびママがここへ。」
マルゴ 「それと、なんでも、博士に直接取材をしたいという、
日本の報道記者からの申し入れもあって・・・
続いて来仏してくるとの報告も、聞いておりますわ。」
それは燃えるジャーナリスト魂をもつ、あのロボのことであったが、
アイリスとて何の面識もなかったので、ただ頷くしかなかった。
このちょっと前にあった、
ロボのモザイクへの突撃取材空振りの裏には、
実はこういう事情もあったのです。
あの時点でもうちょびママさんはマダムの要請を受けて、
留守を小紅やローズマリー、そして、1号に頼み、
祖国日本を離れ、遥かフランスへと機上の人だった訳なのです。

※ 大人しくはしてるといえ、やはりどこか高慢的な態度がつい滲み出てしまう素直なアイリス (謎)
アイリス 「いろいろとお気遣いありがとうございます・・・マダム。
これでまた研究に向けての大きい励みになりますわ。」
マルゴ 「あたくしとて、博士には特別に期待しておりますのよ w
・・・どうぞ、英気を養ってくださいね、マドモアゼル・アイリス。」
若き天才科学者といわれるアイリスにとっても、
ここで確実に成果を挙げておき、
あの愛しいむらさきに恥をかかさぬように・・・
いや、褒めてもらえるようにしたい女心もあって、
よりいっそう熱心に取り組んでいたのである。
マダムにとっては、その辺りの内情にも実は詳しくて、
このアイリスと入れ替わるようにして、
サフランを送り出したこともおおいに関係があったのだ。

※ アイリスが去ったあと、ふたたびグラスをとり、ひとり妖艶に微笑する絶世の美女・・・、マダム・マルゴ
・・・さらに言うと、マダムがむらさきの元に送り出したのは、
サフランがはじめてではないのである。
そうあの主任研究員である、ゾラも・・・
彼女も、表向きにはほとんど知られてはいないが、
マダムの子ら学園の前身であったとある施設の卒業生だったのだ。
このマダム・マルゴという人物は、
これと睨んだ研究施設には、
何年も前から自分の手駒を送り込み、
ひそかに情報を収集していたのである。
・・・これまでのことからも、
マダムの裏の顔が、ぼんやりながらみえてきたと言えよう。
では、そのマダムの真の目的とはいったい何なのでしょう?
それこそが、この闇の黙示録編の、
深い「闇」の部分にあたるものなのです・・・

※ まるで・・・さも満足したかのように、椅子に深くもたれて、グラスをいっきにあおるマダムであった。
そして、次回もさらなる急展開が、
みなさんをお待ちしていると思います。
ようやく走り出したこの列車は、どこへと突き進んでいくのでしょうか (謎)
・・・つづく。
ナレーション 「おぉ~なんだか、いろんな事が露呈してきましたね。
いや~っ、マダムやゾラなんて、最初っから怪しいって思ってたけどさ~ ←おいっ ^^;
続く次回も、このパリ郊外を舞台にまた何やら事件が勃発しそうな予感っすねぇ。
さて、今年も、もう残り1週間ほどになりました・・・
はたして、年内に本編は次のステップへとすすめるのでしょうか~? ←ないっぽいな。
それでは、どちらさまもお身体にお気をつけて、
またここでこの時間にお会いしましょう w
ではでは・・・、アポロン、ヘッダー・トラングー・レッガー。。。合身!ダーイアーポローーーン!! 」

※ 大きくせり出したテラスに降り立ち、遥か遠くに想いを馳せるマダムの思惑は如何に?