2008年12月31日
夢 -ゆめ- ~想い出のあの人~
やぁ、いよいよ大晦日だな・・・。
この作品が今年最後の更新になるのだが、
本当に、この1年は特にいろいろなことがあったように思える。
※ 花の髪飾りが実によく似合うこの女性が今回のもうひとりの主人公で・・・名は「朱里」さんとしておこう。
この時代の俺は、あの魔王編や闇の黙示録編から、
すでに数千年が経過した時代に生きていると考えてもらいたい。
本来なら、外伝:闇探偵シリーズで語られるべき話なのだが、
ちょっとした気まぐれだと思って見逃してくれよな。
・・・それは俺がこの探偵稼業に手を染めるよりも前、
まだ闇ガードをしていたころの話だったと思う。
当時、まだ助手ではなかったマリエくんに連れられて、
ひまわりがたくさん咲いていた白浜にあるカフェに行ったんだ。
そこで彼女はそのカフェのオーナーとしていたってわけなのさ。
※ いまはもう記憶の中だけに存在する、とある雅なカフェで俺は彼女とはじめて出会ったんだ。
その当時の俺といえば、相棒、チョビ太郎♂と共に、
闇ガードをするかたわら、某居酒屋でバイトしたりと、
その日暮しの気ままな毎日を過ごしていたのだが・・・
いつしか、その雅やかなカフェによく通うようになっていた。
そこにはけっこうな人数の男たちが、
このオーナーやスタッフさん(みな女性)を目当てに、
ひんぱんに通っていたように思う。
もちろん、女性の客も多くいたんだけどな w
(・・・ちなみに、相棒に紹介される前に、ちょびさんと出会ったのもここだ。)
たまに流し屋などの仕事をさせてもらったりしたのだが、
このオーナーである、朱里さんという人は、
その年齢の割には、ちょっと古い曲がお好きなようだった。
さて・・・このような思い出話をしていても埒が明かないよな。
※ これは可愛がっているスタッフさんが独立し、運営しているカフェに遊びにきてるところを写した1枚だ。
もちろん、当然の事ながら、
オーナーである彼女との間には何もなかった。
それは、カフェにくるひとりの客としての関係であって、
あこがれてはいたが、ただそれだけである・・・ (謎)
ライバルたちも多かったしな、いい思い出としておくことにする。
・・・その後、俺は紆余曲折を経て、
ヴァンパイアとして生まれ変わったので、
こうして何千年もの間かわることなく、
ずっとこの世界を見続けてくることができたんだ。。。
※ このSSも物語をつければ、何とでもとれるよな~たとえば、別れ話中とか ←つきあってもないだろ!
その間、これまでに何人かの ―
( 生まれ変わりとでもいうのか・・・?)
― 彼女と同じ魂をもつ存在に、出会ってきている。
・・・ある時は、まだ少女の姿だったり、
またある時はもう成人していたりと、
出会うタイミングもいろいろだが・・・
あのおっちょこちょいなところと、
明るく他人をひきつける人柄は、
輪廻してもかわらぬものであったと言えよう。
そして、もうひとつ変わらないことは。。。
その度に、何故かカフェを営むことと、
・・・この俺との関係だった。
これはもう俺が生まれ変わらないと、
どうにもならない事のようだ (謎)
むこうは、無論さっぱり覚えていない事で、
逆に、こちらは記憶としてはっきり持ってるんだしなぁ。
・・・これは永遠に変わることがない「夢」なのかもしれない。
※ いまにも、~しそうな雰囲気だが、当然、それは妄想で実際は違う・・・まぁ、これも「夢」ってことで w