ソラマメブログ
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2009年03月13日

続・13日の金曜日

どもです・・・2ヶ月連続でのジェイソンっすね   ←だから、違うってば!
それでは、先月に引き続きまして~今月もタイトルに “ 偽り ” ありでお送りいたします w

最近、チラチラと露出のある・・・若かりし頃のゾラ姐さんの青春の1ページをどうぞ ^^;  




 ※ 仏頂面で趣味の旅行なのだろうか・・・暮れかかる夕陽の美しい古城へとやってきた自分探し中のゾラ


それは、いまから十何年も・・・いや、もう忘れてしまうくらいずっと昔の話である。


物心ついた頃には、すでに天涯孤独の身であったゾラ・・・
しかし、彼女には持って生まれたずば抜けた頭脳があった。


自分は他人とは違う特別な存在なのだと、
・・・まぁ、誰しもが持っている感情なのかもしれないが、
そういう気持ちも人一倍強かったと言えるだろう。


見た目の派手な出で立ちに反して、ゾラの趣味は読書と史跡めぐり、
その持てる類まれない才能をもて余す日々をただ過ごしている毎日であった。


 ゾラ 「・・・わたしは、どこから来て・・・どこへ向って行くのかしら。」 


そんな答えの出ない葛藤を埋めてくれたのが趣味の読書と史跡めぐりだったのだ。




 ※ 誰も真実の己をわかってくれていない・・・そういう虚しい感情だけが、この頃のゾラを包み込んでいた。


幸いというか、生きていくのに苦労しないだけの資格を所持していたので、
他のものよりは自由気ままに生活はしていけた・・・。


そして、少しの旅費がたまれば、ぶらりと旅行に出かけたりなどしていたのだ。


・・・今回訪れたのは、海のすぐそばにある崖の上のとある古城。

その昔、この城の領主が邪神を崇めていたという古い記録をみつけやってきたのである。


偶然であったのだが、たまたま来訪したのは “ 13日の金曜日
・・・特にそういうことは気にしないゾラであったが、それもまた運命だったのかもしれない。


こういう場所に来て、ひとり静かに・・・ここで起こったであろう数々の出来事に想いを馳せ、
勝手な空想に耽るのがゾラのもっとも楽しい時間であったと言えた。


 ゾラ 「・・・この寂れた感じが、そそるわね。」 


・・・その時、ゾラは背後になにか禍々しい気配が降り立ってくるのを感じたのだ。




 ※ それは、文字通りにふわりと天空から舞い降りてきたのだ、その姿は、とても口では形容できない・・・


その存在にまるで吸い寄せられるかのように、
・・・気がつけばゾラは目の前でそのものと対峙していた。


もちろん恐怖もあった、だが好奇心の方がずっと強かったようだ。


一見しただけでも、この世の存在ではないとわかる・・・

禍々しく、けれども、それでいて神々しい・・・相反するふたつを兼ね備えた姿であった。


ゾラはいま、自分がどこか異次元の女神と対面しているのだと、ふとそう思った。


 ゾラ 「あなたは何者?・・・なの?それとも悪魔なの?」 


 異次元の女神 「ふふふ、そなたは興味深い魂の色しておるな。」


 ゾラ 「わたしの魂の色が、あなたには見えるっていうの?」  


ゾラはもうさっきまでの恐怖心も忘れ、己の探究心のままに問いかけた。




 ※ 近くで見るとより一層その姿は禍々しく、そして、神々しく・・・ゾラの両の眼を惹きつけて仕方なかった。


 異次元の女神 「魂の色だけではないぞよ、そなたの未来も手に取るように見えておるわ。」


 ゾラ 「・・・わたしの未来ですって?」


 異次元の女神 「そなたの長かった迷いの旅も時機に終焉を迎える・・・

 そう、ある人物に魅入られてしまっての・・・そなたの人生が大きく変貌する時を迎えるからじゃ。」


 ゾラ 「何て言ったの・・・わたしが魅入られるですって?」 


そのものの口から語られたことは、容易く信用できる内容ではなかったが、
あながち虚偽を言ってるとも思えない奇妙な説得力があったのもまた紛れもない事実であった。


 ゾラ 「・・・あなた、いったい何者なの?」


 異次元の女神 「我は、なにものでもない・・・しかし、この地の者たちは “ 邪神 ” と呼んでおったがな。」  


そういうと同時に、その “ 邪神 ” の姿はすっと景色にとけるように消えて見えなくなった。

最後に・・・にやりと微笑んだようにみえたのは気のせいだったかもしれないが・・・    




 ※ さっきのは夢だったのか?・・・そんな錯覚に陥りながらゾラは古城の奥深くにある教会に佇んでいた。


その空間は、邪教に身を染めたここの領主が密かに造らせたのであろう、
邪悪で巨大な教会が、いまもなお異彩を放ってそのままに存在しているのだ。


・・・埃をかぶった古ぼけた肖像画には、たしかに先ほどの “ 邪神 ” の姿がそこに・・・。


                                                          ・・・つづく。



 ナレーション 「おやおや、ゾラ姐さんは過去に邪神と会い、啓示を受けたのですね。

 そのある人物とは、きっとマダムマルゴの事だと思われますが・・・ (謎)


 今回は、マダム四天王のひとり・・・ “ ゾラ ” の若い頃にスポットを当てまして、

 れっきとしたスピンオフ作品と呼べるくらいの内容になったのではないかと ^^;   ←自分でいうな!


 あぁ~寄り道は楽しいっすね♪・・・でも、いったい本編はどうなるんでしょうか www 」 ←他人事か!!  
 



 ※ 単なる気まぐれからか・・・戯れにゾラに予言を与えたの存在 “ 邪神 ” 、その目的とはいったい !?  

Posted by くれない at 16:44Comments(0)闇の黙示録編 第二部